朝7時半に起床し、まずは携帯電話会社の開店時間を確認しに街へ向かう。ついでに少し街を散策する。どうやら駅の近くのお店は9時に開店するらしい。それまで街を散歩する。

駅で電車を散策。ウラジオストク駅はシベリア鉄道の始発(終点)駅です。この線路はモスクワまでつながっていて、この線路沿いにハバロフスクまで自転車で走る。

ホテルの前の通り。極東のヨーロッパと言われるのもわかる(一歩入ると結構荒れてる、、、)



そんなこんなで時間も9時近くなったので携帯電話屋さんへ向かう。
朝9時の開店とともにお店に入り、simカードがほしいと伝える。お姉さんはそこそこ英語ができるみたいだ。助かる。
SIMカードの価格は1ヶ月間3GB使えて、電話もできて600ルーブル(1200円)。安い。契約はパスポートを出して、サインをして終わり。10分ほど待つと、スマホにロシア語のメッセージが出てきたので、お姉さんに渡してアクチベーション完了。しかし、なぜかネットがつながらない、、、
お姉さんがあーだこーだやってたけど結局つながらず。かなりイラついているみたいで申し訳ない。
そのうち、なんか諦めて爪をいじり始めたので、自分でやらせてもらったらAPNの設定をしないとダメなことに気づいた。お姉さんの携帯を借りてAPN設定をコピーしたらつながった。あんな切れてたお姉さんもめっちゃ笑顔で喜んでた。かわいい。
おし、やっと走れる。今日は110キロ先のウスリースクまで。本気出せば6時間弱でつくので、まだまだ余裕だ。しかし、ダッシュでホテルに戻り、荷物をまとめて出発する。早く走りたい。
出発。ウスリースクへ

一応、シベリア鉄道沿いにウラジオストクからハバロフスクまでを完走するのが目的なので、ウラジオストク駅で撮影をしてから出発する。最初韓国人風のおっちゃんに声をかけたけどスルーされたので、待ち合わせっぽいお姉さんに写真をとってもらう。
やっとロシアを走れる。興奮してきた。一気にハバロフスクまで走りぬけよう。
駅を出発して街に飛び出す。
こっちに来てから薄々気づいてたけど、ロシアのドライバーはすごく歩行者に配慮しくれる。横断歩道で待っていると必ず止まってくれる。その代わり歩行者は車を待たせないようにささっと渡る。日本でも長野あたりはこういう習慣があるけど、とってもいいよね。
少し走ったら右側通行も一瞬で慣れた。道路が少し荒れているぐらいで日本と対して変わらない。車も大きく車間をとって抜いてくれるので、あまり怖くない。日本式の手信号もしっかり通じるみたいだ。


公園ではランニングしている人がいたりして日本と変わらない。よく清掃もされていてきれい。ただし、日本のように完全に整備されているわけではなくて、道は結構凸凹している。
ちょくちょく記念撮影しながら、ウラジオストク郊外へ向けて走る。しかしこの街、めちゃくちゃ坂が多い。ロシア人はトンネルを掘る気が無いらしい。すべて自然の地形のままに道路が作られている。
(結局、ハバロフスクまでトンネルは一個も無かった、、、)


ひたすら坂を登り、M60という高速道路を目指す。このM60を真っすぐ行けばハバロフスクまで着く。というか、これ以外に道は無い。

ロシアは野犬(放し飼いの犬)が多い。狂犬病がある国なので多少緊張する。
途中で、ガソリンスタンド併設の整備工場に入って、空気入れを貸してもらう。飛行機に積みこむ際に空気を抜いてしまって、ハンドポンプで入れたのだけど空気圧が心もとないのでポンプを借りるためだ。
俺「プリベート(こんちわー!)。」ポンプで空気入れる真似をして、ポンプ貸してほしいってお願いする。
おっちゃんが出てきて、タイヤの空気バルブの形を見て
「このタイプは入れらんねーよ」って言っている(みたい)
俺「いやいや、アダプター持ってるからOKよ(英語)」
しかしアダプターをつけて空気を入れてみるけど、全然入らん。
おっちゃんも「こんだけ入ってたらOKだー」みたいなことを言っている。全然入らなかったけど、まぁOKだろう。
去ろうとすると、おっちゃんが「どっから来た?中国人か?」的なことを言ってるので
「ヤー イポニエツ(日本人です) ブラージヴォストク ヴ ハバーロフスク(ウラジオストクからハバロフスクへ)」て言ったら、めちゃ受けてる。
おっちゃんが「ハバロフスク行ったら戻って来んのか」と聞いてきた(気がする)ので、

「ニエット、アエルポルト、イポーニー(いや、飛行場、日本)」とか言ってみたら通じてるらしい。なんだ。ロシア語適当でも結構いけんな。てかめっちゃいい人だ。馬鹿な日本人が来て喜んでくれてんならありがたい。
「今日はウスリースクまで行く」って言ったら、「とりあえずこれまっすぐ行けば着くよ」って教えてくれた。なんだか、俺はこの人達とロシア語で会話がしたくなってきた。
丁寧にお礼を言い、ウスリースクに向けて出発する。
20kmほど走り、M60に入ると道路が高速道路のようになってきた。走っている車は殆どが日本車の中古。右ハンドルで、日本仕様のままの車が目立つ。小型トラックは、「~工務店」など、日本の名前が入ったものがほとんどだ。
このM60はシベリア鉄道沿いにハバロフスクまで続く道路で、今回の旅はひたすらこの道路を進むことになる。

M60に入りしばらく進むとハバロフスクの街の端まで来た。ロシアの看板はこのように、街を出るときは、街の名前に斜めに赤い線を入れて教えてくれる。そして、ロシアの像はいちいちかっこいい。港町らしく、帆船の像が塔の上にのってる。


お昼ごはんは道路沿いの売店で買い物をする。道路沿いに「キオスク」と呼ばれるお店があって、飲み物やパンなどが買える。プレハブのような箱型のお店に小さな窓が開いていて、窓には商品が並んでいるので、指差して数を言えば金額を教えてくれる。

こんな感じの道路をひたすら進む。

しかし、暑い。最高気温は26度ぐらいのようだけど、乾燥していて気温以上に暑く感じる。

シベリア鉄道をまたぐ。

のどかな景色があったり。北海道に似てるかな。
そんなこんなで午後5時頃にウスリースクの街に到着。wikipediaを見たら軍事都市で、中国に向けてミサイル向けててマフィアが多いという話だけど、街はいたって平和だ。
この日はbooking.comで予約した1泊1000ルーブル(約2000円)のホテル(朝飯つき)に宿泊する。宿泊サイトが使えるのもこの街まで。ここから先は気合で宿を見つけなければならない。
とりあえず中に入ると、アジア系のおばちゃんがカウンターにいるので、予約サイトの画面を見せてなんとかチェックインできそうだ。
しかし英語が全く通じない。どうやら500ルーブルは保証金として預かると言っているらしい。(ここまで5分経過、、、)
おばちゃんが「レジストレーチア」って言ってる。。。実はロシアは外国人も各町で住民登録をしないといけないのだ。しかし、自転車旅行では毎日移動するので不可能。誤魔化して笑顔でいたら、まーいっかみたいな感じになってきて乗り切った。
ベトナムやカンボジア、台湾は英語がある程度通じたので問題なかったけど、この国は違う。数字でさえ通じない。
そんなこんなで1500ルーブル払って、チェックインする。自転車を中に入れていいか聞くと、裏にガレージがあるからそこに入れていいよと言っている(らしい)。
宿のおじさんが案内してくれて裏の倉庫に止めさせてもらった。

奥の倉庫に自転車入れた。トラックだけ見ると、まるで日本にいるみたいだ。

部屋に入り、とりあえずサイクルコンピューターを充電しようとするが、変換アダプターが無い。どうやら最初の宿に忘れてきたらしい。
カウンターで「電気屋さんに行きたい」とGoogle翻訳で伝えると地図を書いてくれた。歩いて5分ほどで小さいショッピングセンターに着いたので、中にテナントで入っているMTCでロシア仕様のUSB充電器を買う。お姉さんにUSBソケット2個あるのって言う意味で「ドゥバUSB?(USB2個)」って聞いたら2個くれって聞こえたらしくて、「いや1個」って言ったらめちゃくちゃ切れてた。申し訳ない。
街を散策してスーパーでビールを買って、ホテルのレストランで晩飯を食う。
中華レストランらしいけど、全然英語が通じない。なんかこの写真から選べって言ってるようだけど、写真のメニューがでかいから、「ムノーガ(でかい)」とか言ってみるけど何言ってるかわかんない。
そんなやり取りを5分ほどしてたら「シットダウン」と言われたので席に着席したら、とりあえずご飯が出てきた。よかったー


そして、ご飯が出てきたら間髪入れずに「ピーバ(ビール)」をお願いする。この国に来てこの言葉だけは真っ先に覚えた。これが楽しみで昼間自転車を漕ぎ続けているんだ。
ご飯を食べて部屋に戻ると、何言ってるかわからないロシアのテレビを見ながらビールを飲んで就寝。
本当に明日から大丈夫なのか、、、すさまじい冒険感でワクワクしてきた。
ウラジオストクからウスリースクの地形について
この区間は平坦区間がほとんどありません。
50mから200m区間の間を登ったり下ったりして、かなり足に来ます。
日本はトンネルで平坦にしているだけで、自然のままに道路を作るとこうなるのでしょう。
コメント