極東ロシア2日目、スパッスク=ダリニーへ130km

2015年9月22日

朝6時半に起きて出発の準備をする。宿泊しているホテルは無料朝食付きだが、朝ごはんが8時からとのことなので、食べないで出発する。

この日はウスリースクからスパッスク=ダリニーまで走る予定。距離は大体130kmぐらい。余裕を持って走れる距離だけど、今日から予約サイトが使えないエリアに行くので、ホテル探しで困るかもしれないので早く出発して早く着きたい。一応、グーグルマップで検索すると宿泊施設が数件あるようなので、高くても良ければなんとかなるだろう。本当はもっと走りたいところだけど、この街から80kmほどめぼしい街が無いので仕方ない。

昨晩お願いしていた洗濯物を受け取って着替える。ここでタオルが無いことに気づいて、ボディーランゲージでなんとか伝える。朝に受付にいたお姉さんはすこ~しだけ英語が喋れるらしい。今日はスパッスクまで行くんだーと言ったら、心配してくれた。

ちなみに洗濯はロシア語で「スチールカ」と言います。

7時頃にチェックアウト。

ホテルから出発しようとすると、犬が近づいてきた。こっちの犬は放し飼いが多い。その分人馴れしてるみたいであまり吠えたりしない。横断歩道も車が来ないのを確認して渡ってる。

ホテルを出て20分ほど走ると、見晴らしが良い平原になる。なんだかシベリアっぽくなってきたー。(極東だけど)

朝ごはんを食べていないので足が動かない。早くご飯を確保したい。食品を売ってそうなところを探す。

下の写真のお店がなんとなくキオスクかなーと思って近づいたら、自動車の部品屋兼ガソリンスタンドだった。近づいただけで「ニエトー(No)」って言われた。そんなに腹が減ってるように見えたか、、、

仕方ないので、もう少し走って荒野の中にあるパン屋さんへ。

お店の中に入ると、ちょうどパンの納品の最中で「今忙しいからもうちょい待って」って言われた(気がする)。

写真は無いけど、店の壁にすさまじい量のパンが陳列されていく。

ロシアはとてもパンが安い。コンビニの菓子パンの2倍ぐらいのがだいたい40円ぐらいから買える。パンの安さに共産圏に来たのを感じる。パンはチーズが一緒に焼いてあったり、ごまが乗ってたりするぐらいで、あまり派手な味付けは無い。

おばちゃんが大体終わったので、ジュースをまず買う。こちらの冷蔵庫は通常鍵がかかっていて、声をかけるとリモコンで鍵を解除してくれる。この時に「ピロピロピロー」と音がなるので、この間にドアを開けてほしい飲みものをとる。

続いて指をさしながら「アジン(1個)」と言いながらほしいパンを指定する。金額を言われてもわからないので電卓で教えてもらってお会計をする。ジュースとパン2個で76ルーブル(152円)安い!

店の前から撮影。マジで何も無い。この先もご飯買えるところは無かったので、ここで買っといてよかった。

さて、朝ごはんと補給食を手に入れたので出発。ご飯を食べただけで、足がよく回るようになった。

巨大なトナカイな像がある立派な建物

道路はとっても走りやすい。この遥か彼方に見えると山を越えていきます。

道路は意外と歩行者にも配慮して作られている。そして、なぜか歩いている人が多い。

車を押してる人もいたりして。この先10kmぐらい何も無かったけど、大丈夫だったのかな。

後ろからすさまじい音の車が近づいてきた。どうやらトラクターらしい。
微妙にあちらの方が速そうなので、先に行ってもらう。どうやら30kmキープで走っているらしい。

「これは良い!後ろにつかせてもらおう!」

前に出たトラクターの後ろに入って風よけになってもらう。

なぜか、追い抜いていく車からめちゃくちゃ応援される。風よけに使ってるのがわかってウケてるらしい。しかし、なにかおかしい。排気ガスが臭すぎる。確かに楽々30kmで走れるのだけど、なんだかおかしい。固形物が肺に入っているような、、、

結局10分ぐらい引っ張ってもらって、上り坂で引き離される。楽させてもらったけど、なんだか呼吸が苦しくなったような。まぁいいや。

チェルニゴフクカという街の手前でついに未舗装路が出てきたしかし、2kmぐらいで終わり。結構走りやすいし、ロードバイクでも楽勝。

ロシアのお墓は道路沿いに作られているのを多く見る。許可をとって作っているとは思えないけど。

チェルニゴフカを過ぎて目的地も近くなってきた。ここらでお昼ごはんにする。

中に入りお姉さんに、身振り手振りで「あの人と同じものください」って言ってみる。なんか言ってるから「ダーダー(yes yes)」って言ったら、焼いた鶏肉だけ出てきた、、、

Google翻訳で、「パンとスープがほしいです」って言ったら、なんか怒りながら鶏肉を下げられそうになったので、「いやいや、鶏肉も食べる」って伝える。頼むの大変だったけど、すごくおいしい。ボルシチとパンと鶏肉。ジュースも頼んで313ルーブル。

しかし、「あの人と同じもの」では通じないらしいから、次から頼み方を覚えよう。

レストランを出てしばらく走るとでかい工場が見えてきた。どうやら遠くの山を削って何かを作ってるらしい。凄まじくでかい。写真じゃ伝わらないけど、日本じゃ見たことも無い大きさだ。

工場が近づくと、今日の目的地のスパッスク=ダリニーに着いたらしい。左に曲がって幹線道路から外れる。

工場地帯の道路をしばらく走り、シベリア鉄道を越えて街に入る。

ロシアに来て初の飛び込みで宿をとらなければならない。街の広場の前に「ロータス」というホテルがあるはずだ。ひとまずそこに行ってみよう。

ホテルに入ると、後ろからおじさんが声をかけてくる。どうやらリュックからスペアの自転車チューブが落ちたので拾って届けてくれたらしい。相変わらずロシア人は親切だ。

カウンターに行き、旅の指差し会話帳で「一晩いくらですか」というのを指差しで聞く。金額を教えてくれるが、相変わらずわからないので紙に書いてもらう。

「2100ルーブル(4200円)」

うん、悪くはないけど、もうちょっと時間があるので、別のホテルも行ってみよう。渋い顔をしてると、おばちゃんが指差し会話帳の「ちょっと高いよ」っていう部分を指差して笑ってる。

高いよはロシア語で「ドーラガ」というらしい。覚えておこう。

グーグル・マップに出てるもう一つのホテルも見に行こう。地図を頼りに行くが、全く見当たらない。タバコ吸いながら喋ってる工事のおっちゃんに聞くが、ニエットしか言わない。どうやら存在しないホテルなのかも。

仕方ないからさっきのホテルに戻って、おばちゃんに2100ルーブルでOkってお伝えしてチェックインする。安全に眠れるのにお金はケチってはいけないね。

カウンターで隣にいたおっちゃんが、俺の顔を見て笑っている。どうやら顔と歯が真っ黒らしい。昼間のトラクターの後ろ走ってたせいかな、、、「自転車だから」って言ったらすごく笑っていた。本当はトラクターの後ろ走ってたんだって言いたかったけど、トラクターなんていう単語は知らない。はがゆい。

チェックインしようとしてパスポートをリュックから出そうとしたら、リュックの中にあった髭剃りで指をざっくり切って、カウンターに血を垂らしてしまった。

急いでリュックから絆創膏を出して止血しようとするけど血が多すぎて止まらない。あたふたしてると、受付のおばちゃんが、「まったく手のかかる日本人だな」という感じで使用人のおばちゃんを呼んでくれた。使用人の人がハンカチを千切って指に巻いてくれてなんとか止血できた。色々迷惑かけてて申し訳ない。

鍵を受け取って部屋へ。流石少し高級なホテルだ。天井が高い。とりあえずシャワーを浴びるけどシャワーの位置も異常に高い。身長180㎝の俺でもギリギリ届くぐらいの高さにシャワーがついてる。

シャワーを浴びて、街を散策する。まだ午後3時なので日は高い。とりあえず冷蔵庫にスイッチを入れてビールを買うついでに街を散策する。

街の中心部の広場。平和な田舎町。ハンバーガーショップとゲームセンターがあった。

この銅像、ウラジオストクでも見たような。有名なモデルがあるのでしょうか?

街のペットショップでは子犬が生まれたっていう張り紙かな?迷子犬?

サイクリングのイベントかわからないけど、パトカー先導でパレードをしていました。

パレードの終点のホテルの前の広場ではなぜか大縄跳び大会が行われていました。

晩ごはんはホテルの近くにあった、中国系のカフェで食べることに。お店に入って、なんか食べたいってジェスチャーしたら、おばちゃんが冷凍庫からおかずをいろいろ出してくれて選ばせてくれた。どうやらこれを電子レンジで温めて出してくれるらしい。うん。潔くて素晴らしい。

ビールが飲みたいので「ピーバ(ビール)」って言ったら、ビールは無いらしい。代わりに出してくれたのが(多分)ルートビア。俺が欲しいのと少し違うけどまぁいいや。

ご飯も明らかに解凍したものだけどとても美味しい。

しかし、ここで体の異変に気づく。なんだか肺がおかしい。小骨が刺さったみたいで呼吸するたびに痛むし、深く呼吸するとむせ返ってしまう。理由はなんだろう、、、

ホテルに戻るとどんどん痛くなってきて寝返りを打つたびに胸がひどく痛む。いろいろ考えると、昼間のトラクターの排気ガスのせいか。明日は190km先のダリネレチェンスクまで走らなければならない。この調子だとかなりきついかも、もしかしたらリタイヤなんてこともあるかもしれない、、、

とりあえずホテルのおばちゃんに朝は6時半に出発したいと伝える。「なんでそんなに早く出るんだ?」って聞いてきている(気がする)けど、とにかくホテルが見つかるか心配だ。

体調が心配だけど、ビールを飲んで布団に入ると意識が飛んで眠りにつく。

ウスリースクからスパッスク=ダリニーまで 129.9km 平均時速22.3km//connect.garmin.com:80/activity/embed/906278369

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